Dec 17 2009
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ところが、コンピュータ専門誌でありながら、日経コンピュータはグーグルのことをほとんど報じてこなかった。
編集部が手抜きをしていたわけではない。報道し損ねた理由は、日経コンピュータが主として企業情報システムについて報道してきたため、消費者向けインターネット広告会社として出現したグーグルを取り上げるのがなかなか難しかったからである。
もう4年ほど前になろうか、日経コンピュータの編集会議で「さすがにグーグルを取り上げないのはまずい」という議論になった。とはいえ、「グーグルの企業利用」といった企画にすると、こうして文字にしているだけで面白くなさそうだし、そもそも企業利用の事例がほとんど無い状態であった。
筆者は当時、日経コンピュータ編集部にいるような、いないような状態であったので、「こういう方針でやりましょう」と発言する立場になかった。その会議の結論は「グーグルで興味深いのは技術。どのような仕組みで検索サービスを実行しているのか、公表されている論文を丹念に見ていけば分かるはず」というものだった。だが、結局、それに取り組む記者が現れず、そのままになってしまった。